2013年7月22日月曜日

The Dark side of the Moon in " Wizard of Oz " ~ Run ” Toto ” run..~

そしてこの”オズの魔法使い”の映画がはじまってすぐに、アリスはその”始まり方”にビックリしていた・・
ドロシーが飼い犬の”トト”が大地主の奥さんに いじめられて、スゴク心配して怒っていて”どうにかしたい”と想ってる様子・・。
そしてその後すぐに”あ、まるで”わたし”と似て る・・・”、って想ったからだ・・

そして横にいて頬杖をベッドの端の柵にかけていたNoriの横顔を”そっと”見てみると、Noriもそれにちょっと驚い ているようで、無言のまま、その驚いた表情でそれを見つめていた・・ 
GOLDはGOLDでベッドの上に横たわりながら、顔をスクリーンの方に向けて、顔 の下 で両手を組んで、じーっとわかっているように見入ってみた。

そしてああ、”トト・・”と想いながら、幼い頃近所にいてよく遊んでた”犬”のことを想い出していた。。

「なにも問題のない”しあわせ”で安心できるところ、いったいそんなところこの世の中にあるのかしら・・船でも汽車でも行けないほど遠い所にある・・月の 裏側や、雨の向こう側の・・」と、
そんな「お前はいつも問題がないのに心配ばかりする!なら問題のない場所に行きなさい!」と
おばさんに叱られた辛い現実 の後の”ドロシー”のセリフにずきゅ~~ん、、、として、
なんだかまるで”じぶん”を見ているみたいで泪が溢れそうに なってきていた。。

二人のことも見れなかったけど、” Somewhere over the rainbow..(どこか虹の向こうに・・) ”のところで想わず、”ひっく”と来てしまった。。そして”それを”ひた隠す為にも、ジュディ・ガーランドと一緒に自然に”唄って”みることに。。

" Somewhere over the rainbow way up high.. 
どこか虹の向こうの、空高くに 
 there's a land that L heard of once in a lullaby 
一度子守唄の中で聞いたことのある国があると聞いた
Somewhere over the rainbow skies are blue 
どこか虹の向こうでは、そらがとても青くて
and the dreams that you dare to dream really do come true 
そして思い切って夢見たことが本当に叶う夢の場所があると 
 
Some day I'll wish upon a star
いつか私は星に願いをかけて 
and wake where the clouds are far behind me
雲が私の後ろを遠くに離れていった場所で目覚める 
Where troubles melt like lemon drops away upon the chimney tops 
煙突の上で、すべての問題がメロン飴のドロップのように溶けて 
that's where you'll find me
そこであなたは私をみつけるの。。
 
Somewhere over the rainbow blue birds fly
どこか虹のむこうでは、青い鳥が飛んでいて 
Birds fly over the rainbow, why then oh why can't I ?
虹の彼方に飛んでゆく。なぜ鳥にできるのに私にはできないの? 
If happy little blue birds fly beyond the rainbow, why oh why can't I ?
もし幸せな青い鳥が虹の向こうまで飛んでいくことができるのなら、私にだってそれはできるはずよ。。 "
 
アリ スは小さい時に親の都合で海外に少し住んでたことがあるから、英語は少しわかって、この唄もなんだか聞いたことがあるけど、映画の中にこんな”意味”があることだっ たなんて、考えもしていなかった。。そして前に森のように茂った”庭”の中で”(しあわせの)青い鳥”がやって来ていたのを見たのも想い出して。。”今”その情景をみると、虹が目の前にかかっていた・・ そして泪ぐんだ瞳でこらえてみつめているアリス。。

二人はそんなアリスをちょっと驚いた風に見て、じっと何も言わずに暫くいて、でもすぐにアリスの気持ちもじぶんたちと おなじなんだな、って事に気づいた。Noriはちょっとそんなアリスの肩を片手でそっと引き寄せて、その”きもち”を感じていた。 GOLDはそんなアリスをちょい見しながらも、じーっと映画の方を中に入って集中してみようと言い聞かせてるようだった。。

そして”その曲”が終わると、みんな泪を浮かべて、アリスは”ひっく、ひっく。。”とひとり泣いていた。
みんなそれは泪をこらえていたけど”おなじ”きもちだった。。
自分達の”ダークサイド・オブ・ザ・ムーン(月の裏の影)”を心に見つめながら・・
そして映画の中の”ドロシー”のように、その映画の中へと”逃走”していくのだった。。





そしてこの場面が見終わった最後に、しばらく経ってから、
”この映画は前見た時に、ロックのピンク・フロイドのアルバムと関係あるんだって、
僕のお兄ちゃんが生前言ってた・・”ってそっとGOLDは付け加えて”教えて”くれた・・ 
 
( なんか”いろんなもの”に導かれて、そして”発見”していくんだね・・とても”不思議”な気分・・・ ) 


2013年7月20日土曜日

Somewhere Over the Rainbow..

Noriは、それから次の日はまだアリスも具合が悪いだろうと想い、気になったがやっぱり自分の中でもあの時の”ショック”が大きくて、直には電話できずに、2日経って、アリスたちの様子を伺に一度看護婦さんのいる宿直室の方に電話を回してもらうことにした。
そうしたら「大分良くはなってきてるわよ。ひとりでも歩けるようになったし。」という淡々とした看護婦さんの言葉を聞きながら、やっぱし心配になった Noriは、「なにか欲しい物があるかとか聞いてもらえませんか?」と尋ねてみた。すると看護婦さんが「ちょっと待って」と言って、アリスを探しに行って るようだったけど、しばらくして「アリスがまた掛け直すから」と言って電話を切った。

そしてNoriはそのまま電話の傍で待ってると、また10分ぐらいしてからアリスから電話がかかって来た。

アリスが出て、「だいじょうぶ?。」って声を掛けると、「うん、この間はだいじな時に来てくれてありがとう。」とちょっとしんみりした感じでNoriにお 礼を言った。ちょっと胸がきゅんとしたが。「うん。。」とだけ言ってまたじっと暫く黙っていた。するとそんなNoriに気づいて、”きっと、気遣ってくれ てるんだな”と想ったアリスはちょっと胸の中で熱くなってきて、沈黙に”何か言わなきゃ”と想って、「何か欲しいもの」って言ってくれてたし「なにか甘い ものが欲しい。くだものとか。。」って言ったみた。
すると「それだけ?」って言うと、GOLDにも聞いてくると言って、すぐに1,2分で戻って来て、「GOLDがね、”オズの魔法使い”っていう本の映画をまた見てみたい、って言ってたよ。」って付け加えた。
アリスも”オズの魔法使い”のことは聞いたことがあって、でもまだ本も読んでないし、本の方はあまり興味がわかなかったんだけど。。(あんまり”子供っぽ い(こどものくせに)”とか思っちゃって) 、GOLDがいっぺん見て”すごくよかった。。かんどうした”って言ってたから、アリスもまた見たくなってしまっていた。「明日頼んで借りてくるよ。」と 言って、アリスから「あさっては日曜だから一緒にお部屋でみない?ビデオも見れるようにできるし。GOLDと三人で。」って誘ってみた。「お母さんに聞い てみる。」と言ってみたが、是非三人で一度そのGOLDの(めずらしく?)”かんどうした”と言ってた映画を見てみたくもなっていた。アリスたちと一緒 に。

そして次の日の土曜日の朝、その日の母親はわりといつもよりは落ち着いていたので、様子をみながらも、「お母さん、”オズの魔法使い”っていう映画がみた いんだけど、ビデオ借りてもらってもいい?」とちょっといつもよりは”いい子”風に頼んでみた。「あなたそんな映画がみたいの?」と言って、なんだか息子 がそんな”かわいい”映画を見たいと言いだすと想わなかったから、ちょっといつもとは違った感じでほほえんで、”いいわよ。”と言ってくれた。Noriも そんな母親の姿を見て、ちょっと嬉しくなっていた・・

そしてそのことをまたアリスに伝えて、日曜日の午前中にはまた病院の方に向かって行った。

その日はとっても”天気”のいい日だったけど、今度はこの3人は、Noriが到着してすぐに、部屋の中でふたりのベッドを二つ並べて壁側に横にくっつけ て、ビデオを映すテレビを前にして、”劇場のかんきゃく室”を枕を後ろに並べて作っていた。「ここは”特等席”だからよく見えるのよ!w」ってアリスは言 いながら、昔ヨーロッパのテレビで見た映画の中の装飾品がいっぱいついた”劇場風”に貴婦人が棒の先に付いた”メガネ”で遠くを見下ろしてる風に真似して みた。GOLDは「なにやってるのww?・・」って笑ってたけど、Noriはなんだかアリスがプリンセス風に真似してるんだな、っておもってちょっと可愛 くておかしくなって、顔がにやけて半笑いになってしまった。・・
そして部屋のカーテンを劇場風に閉めて”はじまり、はじまり~♪・・”を告げた。



" Somewhere over the rainbow, there is a land that I heard of once in a lullaby "
from the film " Wizard of Oz "
Judy Garland " Somewhere over the rainbow.. "

"Alice" in my wonderland..

”だれか”がそう言った。。

私の遠い記憶の”夢”の中で

”ほんとうに悲しい時には、泪なんて出ないんだよ。。”


Alice in my wonderland..

She never "cries" in my story..

When she is really SAD..

Into " My Wonderland " additional story ~ Down the rabbit hole ~ This is how I met GOLD in the hospital's courtyard

( * ここで”In My Wonderland”の
”第一節”が終わりました。
次の”第一章第二節”に入る前に、
ひとつ”追加”の物語を入れておきます。。
これは最初の”ウサギ”の穴に落ちていくアリスと、
”病院”の中庭で”ティーパーティ”をしている様子との
”付け加え”の物語です。。
リンクは一番↓)



I go down to the rabbit hole

You take my hand

We are in hand in hand..


We escaped from the reality

Your mother told me " No ! "

To see you again


and I went to talk to you

Back the door

You looked a little angry in silence

and gazing at me from your long forelock


I thought you were still angry at me..

but you suddenly took my hand

and said to me

" Go and escape together !.."


So we ran, hand in hand..

Down to the rabbit hole..

Then you disappear

into the stream of darkness

into the air towards the black hole wall..

You faded away into the stream


Then I start to see the Vision

Scenery I used to saw

but they were all reversing in the air

at full speed..

Without control..


When I reached the bottom,

I was in a hospital's courtyard

All alone,

but somebody invited me to the " Tea Party " in the white courtyard..

"He" was there. "White Rabbit.."



Then I saw a "GOLDEN CAT"

grinning at me there...


And I said

" Please have your tea dear.."

and offered "a Cup of Tea"

but he couldn't drink

because he was the CAT

his weak Tongue could be burnt with that tea..


That's how I met "GOLD"

in that story..



*additional story for
" In My Wonderland "

"Down the rabbit hole ~hand in hand with my first boy friend~"
& "This is how I met GOLD in the courtyard.."

adding to:
” Chasing Rabbit  ~Dropping down to the hole into your memories.. "
http://danslemondedemerveille.blogspot.jp/2013/06/chasing-rabbits-dropping-down-to-hole.html
" Alice at tea party inside of the Hospital's courtyard "
http://danslemondedemerveille.blogspot.jp/2013/06/alices-tea-party-inside-hospitals.html

2013年7月14日日曜日

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidscope No.3

<こんどは”アリス”側から”見た”、さっきのお話です・・>

薬を呑み込んだ後、最初アリスは、なんだか周りの景色が大きくなったり小さくなったりして来たので、まるで自分が伸び縮しているような気がしていた。。
二つ目の薬を口に入れた後ぐらいから、あきらかに目がクラクラしてきているアリスの目をみて、ちょっと愕然としながら、GOLDはアリスのベッドの方に自 分もアタマがそれを見た後位から急にふらふらとしてきたのだけれど、どうなっているのか心配になって行って、近づいて行った。

するとアリスが、「GOLDが大きくなったり、小さくなったりしてるよ・・」と言いだして、本当にコワくなって、体が硬直してしまった・・「もしかして自 分だって、調子の悪い時には”薬”を貰って、こうなるかもしれない・・・」 まだ10歳そこそこの子供たちにとっては、本当にショックで痛々しいほどの状態で、GOLDはまるでこの先の”じぶん”も見ているようで、視線がぼーとし て自分まで”ここ”にいないような気さえしてきてしまった。。

そしてアリスは小声で、動かなくなってきた身体を必死に動かそうとして、無理に前に手を出して、GOLDに助けを求めているのだ・・しびれた指先から動けなくなるのを必死でもがこうとしているかのように「助けて・・」と最後の声を振り絞って助けをGOLDに求めていた・・

GOLDはGOLDで、もう頭がもうろうとしてきて、アリスを直視できずに、ショックの余り体が硬直して、アリスのベッドの前で、茫然と立ち尽くしていた。

アリスはアリスの方で、もうろうとしかけた、そして体が言うことが急速に効かなくなってなってきてるのに、必死で抵抗しようとしていて、伸びたり縮んだり しているGOLDを見ながら、「あ、わたしが伸び縮みしてると想ったけど、ほんとうはGOLDの方がそうしてるのかも・・」とふしぎな事を想って、いつも いじわるなGOLDがこんなじぶんが大変な時こそは”ほんとう”にじぶんを助けてくれる、と期待も心の中で今までもしていたのだから、そこでGOLDが何 も自分のことばに反応せずに、ただ前で視線も定まらず、アリスの方も見ないで、「ゆ~ら、ゆら・・」としているのには、「ああ・・なんでまた助けてくれな いの・・わたし、こんなに苦しいのに・・」とほんとうに辛くて泣きそうになっていた・・もう泪を流すほど、瞼はそんなアリスの感情のねがいに反応してくれ はしなかったけど・・

そして最後のちからを振り絞ろうとした時に、Noriがびっくりして中に入って来て、GOLDを押しのけて闇に”とけ落ちていく”アリスを救ってくれたの だ・・ 「ああ、やっと来た、わたしの王子様・・」と想って、「ああ、GOLDから、伸び縮みしていた同じ人間がNori君に変わって、やっとやさしく なった。。」と想って、「やっぱNori君とGOLDは同じ人だったんだ。。」となんか日頃感じてた”なぞ”が解けたような、でもいじわるとやさしい人が 一体化してたような、そんなふしぎな気分にもうろうとしながらも憑りつかれていた。。

「でもやっぱしやさしかったんだ・・アリスの必要な時に助けてくれたよ・・」と想って、感覚の無くなって行く指先がNoriに触れた途端、あんしんして、 崩れ落ちてそこに肩を掛けたままずるずると眠ってしまった。。そんなアリスの姿を見て、Noriはほんとうに”可哀そう”になり、アリスの痛みや、横に今 も茫然としながらもうろうな姿で立っているGOLDにもはさまれて、彼らの痛みをいたいほどひしひしと感じて、ショックと悲しさのあまりに涙が自然と溢れ て泣いてしまいそうになったけど、そこで自分がないちゃったら、ふたりの”面倒”も見れないと想って、そんな想いに頑張って何とか蓋をしながらも”打ち 勝って”力を振り絞って、ふたりを支えようとした。。

Noriにとっても、とっても(家のことも、この二人のことも)”ショッキング”な事が重なった、彼の小さな心には本当はとても深い影を落とすような出来事の重なった”不幸な”日であった。。
でもNoriのこころにはあまりにもショックが大きくて、その晩家に帰っても、母親たちのわめき声ももう遠く聞えてくるほどで、茫然として泣くこともでき ないような状態ではあったけれど。。そんななかでも、こんな状況の中、とっても「しずか」に構えているもう一人の自分が中から生まれてきたようだった。。 自分の中で「なにか」が強く芯を持とうとする。。”そんなものに負けちゃいけない”って。「小声」で。そしてまたNoriの小さな心の中にも「なにか」が 変わって芽生えていった・・


" Go ask Alice, when she's ten feet tall... "

Jefferson Airplane "White Rabbit "

- I asked myself, who became larger and smaller,
where to go and who I am,
however my face changed to "Nori"'s face after ..-




" CHRISTINE " Siouxsie & the Banshees

" Now she's purple, now she's turtle.."


From " Kaleidoscope " Siouxsie & the Banshees

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidoscope No.2 ~ Sleeping pill is a pain killer..~

その日のNoriはいつもより遅くに病院にやって来ていた。
一度家に帰ったけど、また今度は母親がヒステリーに泣いていて、”もう離婚するから!”とわめいていたので、その母親の代わりのお使いを頼まれて、ちょっと悲しい想いでお買い物をする前にちょっとまたアリスやGOLDの顔を見に行こうとやって来たのだ・・

そしたら、アリスたちの病室の扉が少し半開きになって開いていた。
「え、なんだろう?」と想ったら、その向う側にGOLDが、ぼ~・・っとアリスのベッドの方を見ながら立っているのが見えた・・

ふしぎに想ったNoriが近づいてみると、その先には、アリスが、その半目で茫然と半分意識がなくなってしまったGOLDのに向かって、”助けて・・”と 小さな動かなくなった手を必死で伸ばそうとして、か細い声で助けを求めているのだった・・ GOLDはそんなアリスの様子にも無言でもう押したら倒れそう だったけど、Noriは愕然として、思い切って、そんなGOLDを押しのけて、「お前たちどうなっちゃってるんだ!大丈夫か!!」と大きな声を出して、ア リスの肩に手を掛けて、ゆ~ら、ゆらとおもいっきり押してみた・・
するとアリスが、「ああ、伸び縮みしてたGOLDからNori君に変わって、やっとやさしくなった・・」と言って、意識がもうろうとして、抱きついてそのまま安心したのか眠ってしまった・・

Noriはそんなアリスの姿を見て驚いて声も出なかったけど、とりあえずGOLDはまだそんな姿でも”立って”いたので、彼をベッドに戻すのを手伝った・・

ほんとうに、「なに」が起こってるのか自分でもよくわからなかった・・ そんなこんな二人の痛々しい”想い”にくらべれば、まだ自分の家族の中で「起こっ てる」ことなんか、大したことのないように想えてきた・・ そしてGOLDが「アリスは今日、睡眠薬を2つ呑んだ。。」ともうろうになりながらも付け加え ていた・・



" One pill makes you larger and one pill makes you small.. "

Jefferson Airplane " White Rabbit " & " Alice in wonderland "with "Walt" Disney

2013年7月10日水曜日

One pill makes you larger, one makes you small.. "10 Feet Tall" Alice.. in the Kaleidscope No.1

午後になった。
その日の主治医のお医者さんは、アリスの具合がよくなさそうのを看護婦さんからも聞いており、回診の日でもあったから、ついでにGOLDの様子も見る為に、お昼過ぎにアリスたちの”部屋”に来ていた・・

アリスはちょっとうつろな目をしながら、お医者さんが来たので無理矢理、ベッドの上に起こされたが、ちょっとうわのそらでおもーい目をしていた。質問して も、「はい、うん・・・ そう・・」とかしか返事しないので、お医者さんは看護婦さんの方に首を振ながら見て、「今日は睡眠薬をもう一つ追加しておいて。 それに”早く”寝かしつけた方がいい。6時頃には。」と指示を出してみた。
そして起き上がれはするけど、髪の毛もぼさぼさのまま頭が痛そうな(*GOLDは髪の毛がふさふさのゴールドの色のふわふわに綿帽子のように広がる猫のよ うな髪をしてたから”GOLD”と名がついた)眼を細くして今でも機嫌悪そうなGOLDを見て、「この子にも早く一つ与えたまえ。」といってまるで全能の 神が指示を下々に出しているかのように(そんな風にすくなくとも”アリス”の目には映った・・)言ってからドアから出て行った。(まるで「全能の神」がす べてを救えるような”振り”をしているかのようにね、って。アリスは心の中で想っていたよ、その時。GOLDにも似たような、この人まるでじぶんを”神” のようかに思っているんだろうなって想い、その中の自尊心とヘンな自信みたいなのを同時にかんじとっていた。。)

しかたないので、看護婦さんが5時半ごろに薬を運んできた。
今日はアリスには2つ、GOLDには1つ。
「ひとつずつ飲んだら、6時には横になってね。」そういって、この子達は「ほんとうにかわいそうに。」と「憐み」の表情を露わにして、彼らの方をちょっとみながら宿直室へ帰って行った。

「これ飲む? どうしよう・・」アリスは言った。
「今日はこれを半分こにするわけにはいかないね。」 そうGOLDは答えた。
「うん・・」アリスはどうしても片方は”じぶん”にもらったのを自分で飲まなければいけないことに、多少の”不安”は感じていたけれども、今日はほんとう に”しょうがない!・・”と想って、いつか大人が言ってるのを聞いたことのある、「清水のぶたい」から飛び降りるつもりで、飲もうかと決心がついてき た。。

その間もGOLDはベッドの上で枕の上に寄りかかって座って、両手を前で合わせながらじっとその先の下の方を見つめながら、例のちょっと不機嫌そうな顔で、座っている。

アリスは「じゃ、でも同時に飲んでよ。1個あげるから。」と言ってみたけど、その日のGOLDはめずらしく(というか始めて)同時に呑むことを拒否した。 (れいの”薬”は一個ずつ交換は、アリス側に自分から行って、それをぱしっと取って、無言でしたけれど。)今日は、”アリス”が呑んでからじゃないと、自 分は絶対に呑まないというのだ・・

本当はGOLDはアリスがこの後、どうなるかが、心配で心配でたまらなかった。
ひとつ交換できないせいもあったけど、2つ同時に呑むのは初めてだったし、アリスの様子もかなり重そうで、こんな時に多めに呑んだら、どうなっちゃうんだ ろう?・・ってかなり不安になっていた。。その後もしかして、”じぶん”にも降りかかるかもしれない事もかなりアタマをかすめたりしていて・・